ワシワシのあと追うつくづく奉仕かな
ワシワシで他人を食い物にする世の中が終わりを告げ、つくづく奉仕の精神で人と助け合う共生の世の中の始まりです
ちようど今の季節もワシワシと鳴くクマゼミの暑い季節が終わり、アスファルトの上に転がった彼等の死骸のうえをユーモラスなツクツクホウシの鳴き声と一陣の爽やかな秋風が少しづつツワモノ達の夏の終を告げています
やがて
やがて白い巨大な船はゆっくりと接岸した
甲板のスピーカーから静かに案内の声が響いた
さあ皆さんが待ちわびた船が到着しました 乗船資格はただ1つ それはこの船が見えることです
さあ焦らずにゆっくりとステップをお上がり下さい
行き先は次元上昇した新たな地球です
私はステップを上がりかけてふと思った
残してきた妻や子や職場の仲間たち
可愛がっている犬の嬉しそうな顔が浮かんだ
私は踵を返して人々の間を縫うようにしてタラップを降りた
そこには私と同じ思いの人達がいて船を見上げていた
みな静かに微笑んでいた……。