灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

2013-01-01から1年間の記事一覧

no2

それから1時間くらい一基一基 丹念に墓標を調べて廻った。 R氏はどうしてもその墓を見つけたかった。 おぼろげな記憶を頼りに陽が西の空に傾いた頃 漸くその墓を見つけた。 ちっぽけな古びた墓だったが、向き合って立つと往時の光景が目の当たりに浮かんで…

no1

十年くらい前 あの住宅が建っているところにU氏の会社はあったのだ。 今はその会社も潰れてしまって、誰も覚えていないだろう。 あの頃U氏は一人の女性と付き合っていた。 その女性とも会社が潰れたどたばたで別れてしまった。 今は別の会社で働いているU氏…

初冬の佇まい

太陽の光も 雲の感じも木々の佇まいも初冬の様相を帯びてきた 船の墓場には新入りの潜水艦 里山の木々も鮮やかだった紅葉が散り始めている 切られて間もない青だけを拾って帰って俄か作りの花器を創ってみた 白い冬はすぐそこに…。

急遽飯塚へ

昨夕電話があり 妻の学生時代の友人が会いたいとの事 その友人は不治の病で入院しており 今を逃してはもう会えないとの事 妻を送って急遽飯塚の街へ 入院している病院 妻が友人と会っている間 待ちの中をカメラ片手にぶらぶら 二時間ほど経って 妻は暗い顔を…

旅立った子猫に捧げる鎮魂歌

木枯らしが吹いて今日は冬の寒さだ 君と出遭ったのは5日前 私を見つけると一目散に駆けてきた君 膿だらけの顔 激しい咳 なんとか助けようとしたけど 命は賭けてなかった 君は命懸けだったのに 沢山食べて ジャンプもして もう大丈夫と思った その日の晩 俄…

盲た猫が助けを求めて付き纏う

盲た猫がニャ~ニャ~と私の後を追ってくる 何の暗示だろう そしたら今日木馬館が何の前触れもなく閉鎖になった サイトを運営しておられた館長さんは体の不自由な方で 入退院を繰り返していたが今回のようにサイトが遮断される事はなかった 館長の事が心配で…

静かなる終焉

今日一つの村が抵抗する事もなく 静かに終焉を迎えた それは人間の住む村ではないのだが 多くの樹木や動物や昆虫達がひっそりと暮らしていたのだ きっとこの山は平らに均され 洒落た住宅が立ち並び 何も知らない人たちの明るい笑い声が響くのだろう この木の…

今日の5枚

ちょっといい話

泣ける話 嫁の携帯

今日の8枚

秋本番

椎の実 猫の森の新顔の猫 明日からまた慌ただしい日々が始まる

今日の1枚

嵐の夜を乗り越えて

今日の1枚

久しぶりに日曜大工 風呂場の脱衣場の床を張り替える事にした 出来上がり 後はクロスを張り替えるだけ 娘が歓声をあげたのはこれのせい ピノの星型は珍しい!

今日の1枚

虹を見た2

何かいい事あるかなあ~。 そういえば先日骨董市で.不当な扱いを受けているあるものを 身銭を叩いて手に入れました それは軒先で他のがらくたと並べられて 叩き売られていました 私は別に国粋論者ではありませんが やはり見捨てておけなかった そういうわけ…

今日の1枚

カリーノ

久々に墓参りに娘がついて来たので 御褒美にイタリアンジェラートを食べに行きました しば 暫く行かないうちに店は大きく見事に変身していました 日曜の午後とあって売り切れのジェラートもありました 二つの組み合わせで400円 娘も大満足です こちらは大人…

樋口のばあちゃん

ボクは子供のころ 鉄筋4階建てのアパートに住んでいた ちょうど高度成長の走りの頃で 世の中はものすごい音を立てて廻っていた ボクはまだ年端のいかないガキで よくやんちゃをして駄々をこねた そしてまだ精悍だった父から 地下室の倉庫に閉じ込められた …

黒崎フェスティバル

北九州市の副都心黒崎 寂れた街を何とかしようと 次々にイベントを企画しています この日は文化祭 黒崎フェスティバル ひびしんホールの前の広場には雑貨屋や食べ物屋の屋台と地域のアイドルたちのステージ 夜は泉谷しげるも来るみたいで盛り上がってました …

今日の1枚

マキマキ屋

妻と娘と外食をした後 甘味を求めてマキマキ屋へ 家に帰って池のグッピーを30匹ばかり掬った 7月の初めに5匹放したグッピーは500匹位に増えている 冬が来る前に掬って水槽に移さないと死んでしまう 毎週少しずつ移している 職場では二人が倒れおまけに台…

今日の1枚

あんなに暑かった夏も 九月の声を聞けば いつもの秋がやってきた オリンパスが廉価版のデジカメから撤退すると聞いて 前から欲しかった1台を購入した その安いカメラではこんな事も こんな事もできる

今日の1枚

last week

昔この実をかまぼこ板で作った手作りの弓で飛ばしました 水槽の水もやっと落ち着いてきました 久々の大橋 昨年はこの橋の写真コンテストに応募するのにいっぱい撮りました 良く挨拶をします 洞海湾の風景 台風の日の朝 本日(31日)正午ごろに通過するそう…

五億光年の彼方

ボクは車椅子に乗ったまま 放射線科の分厚い鉛の扉を出ると 7階の個室に戻る うんざりするほどの薬を呑んで 二本目の点滴の間の二時間だけが ボクに許された詩作の時間 体温計を脇に挟みながら 管の繋がってない右手で キイボードを叩く 体重も50キロを割…

鹿野

息子が暮らしている鹿野へ行ってきました 面白いものは何もありませんが、街の中をそのまま飲めるような清流が流れていて静謐という言葉が似合う街でした

last week

知人の女性は 身体の不自由な年老いた旦那の為に 二時間おきに尿瓶で尿をとる そんな生活が二年続いている 寝不足で痩せてヤツレタその顔は どことなくマリアに似てきた どことなく聖観音に似てきた 人は軽々しく愛を口にするが 本当の愛は全身全霊で いつ…

LAST WEEK

山の向こうに竜巻雲 フクロウは知恵の神様 喧嘩山と呼ばれた黒崎祇園 無法松で有名な小倉祇園

月と太陽とヒマワリと

暑い毎日が続きますね 皆さんお変わりございませんか