ボクは車椅子に乗ったまま 放射線科の分厚い鉛の扉を出ると 7階の個室に戻る うんざりするほどの薬を呑んで 二本目の点滴の間の二時間だけが ボクに許された詩作の時間 体温計を脇に挟みながら 管の繋がってない右手で キイボードを叩く 体重も50キロを割…
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