灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

島歌の本当の意味

そう遠くない昔に私たちの国は世界を相手に戦争をした その事がいいとか悪いとかいうのではない その事を忘れないでいたい 島唄 【このコンテンツは二つのランキングに参加しています どうかゲストブックにて投票お願いします】

ポんた

その夫婦が引き返してこなかったら 生まれたばかりのポんたはたぶん処分されてた これもなんかの縁やろ そういって腹の出たオジサンは笑った 若くて綺麗な女の人は 良い匂いのする胸元にポんたを抱き上げた これがパパとママとの出会いだった 年の離れた夫婦…

知人の突然の死をやり過ごせない

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遥かなる旅人

この地球を構成する118種の元素 水素から~eka-ラドンに至るまで この地球が作ったものは一つもない あの太陽でさえ水素からヘリウムを作っているだけ 最後に超新星になって爆発する時に かろうじて酸素までの軽い元素を作れるだけ 金や銀や銅はどこから…

クレイバスケット

Sacred Spirit - A-La-Ke - Native American Chant 偉大なる大地のプリンセス クレイバスケット 彼女に恋をしてもうどれくらい経つのだろう フランス人パスキネルを父に持ち インディアンの大酋長の娘を母に持ち 狼と話し ライオンや山猫と話す 気高く聖なる…

少しだけアルツでごめん!

暮らし向きはよくならないし 心の品位も改善しない 消費税が10佑砲覆辰討 タマは子供を産み続けるだろう 町内会の回覧板にリーマンブラザースの 謝罪文は載らないだろうし ロシヤの原油ブローカー達は 吉野家の牛丼のおかわりはしない たとえアメリカが競売…

くそ~!

おれは 白くて大きいメス犬のけつから ついいましがたひりでた糞だ! あったかい希望に燃えて よのなかを思いどうりに生きてやると ぶりぶりひりでてきた おうごんいろの糞だ! でてきたときは威勢よかったのだ けれどおれは勘違いしてた おれはただの糞だった…

どうする?

頻繁に起こる地震のせいか それとも昨今の異常気象のせいか この世とあの世を隔てる分厚いエーテルの壁がほんの一部分だけ崩れたのだ 霊界からまんをじして三人の特使が派遣された 人呼んで[誘い師]と呼ぶこの三人は えー小渕です 元首相 内閣総理大臣の小渕…

トートゥ

はじめてトートゥを捕まえたのは人里離れた森の中だった 木陰でお弁当を食べている私を 奴はじっと見ていた おにぎりを一つとウインナーをひとかけ分けてやると どこまでも後をついてきた 昔 祖母が言った言葉を思い出した もし森でトートゥにあったら 食べ…

転職or天職

ブルーシートで囲まれた家はめったに人の来ない遊歩道の脇にあった カチャカチャカチャという音に誘われて勇気を出して覗いてみた 老人が一人背を丸めて電卓を打っていた ぶつぶつ何か呟きながら時折手を止めてノートに何か書き込んでいる 老人の耳にはイヤ…

踏切

その踏切では よく人が轢かれた 警報が鳴りはじめて遮断機が下りても 列車が来るまでには少し時間がある だのに何故? 人は轢かれるのだろう その疑問が解けたのは 自分がそんな目にあったからだ 踏み切りの途中で警報器が鳴りだした 私は突然動けなくなった …

その猫は大きな自然公園に住み着いていた 夕刻になると年老いた夫婦が軽自動車で餌を運んでくる 猫は多い時には20匹位いた 夫婦はそれが生き甲斐だったから、猫の為に僅かな年金を惜しげもなく使った 夫婦は駐車場に着くとクラクションを鳴らす それを合図に…

道の真ん中に鍋のようなものが落ちていました 拾い上げると小さなUFOでした うちの5歳と3歳の男の子が 二日ほどオモチャがわりに 投げたり叩いたりして遊んでいたんですが 昨日私がちょっと買い物に行ってる間に どうも中から小さな宇宙人が 白旗を掲げ…

犬の事など

この犬は四年前の暑い夏 公園でうずくまっていた 最初見たとき、誰かが毛布を捨てたのかなと思った 近づいてみてそれが犬であることに気がついた あまりの暑さにのびてしまっていた バリカンとハサミで長い毛を刈ってやり、食べ物と水を与えたら 元気になっ…

爪のあと

君は知っているか 火葬場の釜の内側にある 爪のあと…

灰色のロバ (昔の書いた詩)

ふと 気がつくと 薄汚れた 中年のロバとなり 見知らぬ川のほとりにいた 川面には雑多な漂流物が ぷかぷかと漂っていた 瞳には どんよりとした 風景が映っている 私は中年のロバ 腹だけでっぷりと太った 灰色のロバ 修羅の届ける 一杯のビールを糧とし 何の詮…

虹を見た (昔の詩)

昨日虹を見た 久し振りの事だった ボクは天を仰ぎ何度もため息をついた 思えば煩雑な日常のディテイルに塗れ ありきたりな人間関係の処理におわれ 何かを畏れ 感動することから遠ざかっていた だからなんだというんだ 纏めようとする嫌な癖が 頑張ろうと掛け…