灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の一枚

サボテンの花が咲いたよ 昨日までは蕾だった 今日会社に着てみたら咲いていたよ なんかいいことありそう

小さな公園5

出来たばかりの新しい公園 特徴はなんと言ってもこれ そう 送電線が敷地の中にある ここで遊んで育つ子供達はどんな記憶が残るのだろう ジャックの豆の木のような送電線は子供の目にどう映るのか

帰ろうか

ねぇ 覚えてる あの日助けた子ダヌキ それがわたしよ そういって妻は スカートの後ろから 大きな尻尾を出して見せた そんなことは トウの昔にわかっていたさ 私もズボンの後ろから 白髪混じりの尻尾を出して見せた 思わず二人して笑いあった 君が良ければ …

小さな公園4

今日から梅雨が始まった 小室等の雨と言う歌があるが 電信柱も滑り台もみんなみんな雨の中 これより私の町は梅雨という名の短い雨季に入る 色取り取りの傘の花の咲く季節…。

last week

小さな公園3

この公園には名前もないのだろうか? どこを探してもそれらしきものはなかった それにしてもこれほど素晴らしいロケーションの公園はないだろう 二つあるベンチのどちらからも赤い大橋とその下を行き来する船が見える

今日の1枚

今朝 友人の車にぶつかって死んだ鳥 ツグミかヒヨドリかムクドリか 皆の意見は分かれたけど 頬の色が決め手となって ヒヨドリと判明 土に埋めると猫が掘ったり 地虫に食べられたりして可愛そうなので さちのかイチゴの箱を船に大空へ旅立たせた 合掌!

今日の一枚 PM2.5

次の日曜は小学校の運動会 練習に余念が無い でも当日の数値しだいでは中止になったり 体育館に切り替えたりするようだ まさかこんな時代が来るとは 誰が予測しただろう

小さな公園2

八幡西区の南の端 直方との境にある公園 人気の無い公園と巻き上げられたブランコ 背景には山並みが迫っている

今日の1枚

早朝の洞海湾 若戸大橋より 南二島の解体ドック 洞海緑地の花と虫

日曜大工 その3

梅雨も近いのでベランダの屋根を張り替える事にする 前に貼ってから30年位たっている 紫外線でボロボロ 二年前に倉庫の屋根を張り替えたのでやり方は分かっている 半分くらい済んで一休み 良いものより十年ぐらいで張り替える事にして一番安いビニール系の…

救急車

きのう救急車着たけどどこのおうち 何時ごろ? そうやねニュースステーション終わったあとぐらいやろ それやったらもう寝とったわ いや~えらく早く寝るんやね 新人ばかりで仕事きついんや そうやね教えたりせないけんのやろ そうよ自分の仕事で精一杯ちゅう…

小さな公園 1

雑草の生い茂る小さな公園には雑草のような子供たちがいた 子供のころには変に整備された公園より草むらのある公園が断然よかった バッタを探したりかくれんぼをしたり傘の骨で雑草を切ってみたり反対にカヤに手を切られたり遊び方は幾通りでもあった

最後のデート

その日 駅前のキオスクの前で見知らぬ女が私を待っていた 年の頃なら50はとうに越えているだろう 女は泣き出しそうな顔で私を見つけると駆け寄ってきた ベージュのセーターに赤いネックレス膝までの白いスカート 誰だろう ひどく懐かしいその顔 躊躇する私…

I am Happy!

ぼくはbarのカウンターで見知らぬ男の話に耳を傾けていた 男は四十代中頃できちんとスーツをきて趣味のよいペーズリのネクタイを締めていたチタンのシャープな眼鏡が新進気鋭の実業家の様な雰囲気を作り出していた その身なりに反して男の話があまりにも突…

約束

もぬけの殻の四郎は小さな山の頂に立った 6年前美智子と交わした約束 「3年後のこの日に もしまだ好きだったらここで会おう」 美智子は涙をいっぱい浮かべながら細い頤を振って何度もうなずいた その様が健気で愛おしかった 二人は何度も抱き合って泣いた…

蛇子はいつも心の中にする声に悩まされていた それは例えば歩いているとき目の前に水溜りがあったとすると 「あれを避ければ良くない事が起きるぞ!」 心の中にそんな呟きが聞こえるのだ 気の弱い蛇子はズボズボと水溜りの中へ入ってしまう こういうことは度…

日曜大工 その2

昨日に引き続き、きょうも家のリフォームです 今日はトイレの床と部屋の入口のドアを貼り替えました まずはトイレの床 タイルの上にクションフロアを敷きます まずクラフト紙で型を取りました その通りにクッションフロアを裁断してゆきます といれの床なの…

日曜大工

娘の部屋の床はボコボコときしみ見た目も汚いので貼り替える事にしました。 ひと月前に玄関と廊下を貼り替えたので今回はその反省を生かします まず鋸では埒が明かないので材料と一緒に電動ノコの軽いのを買いました それと手が汚れないように接着剤のチュー…

二人

ぼくたちの場合母が偉かったのか馬鹿だったのか でも母のせいで数奇な運命を辿ったことは間違いない ぼくらは一卵性双生児だったが、戸籍は一つしかない 法律上はつまり二人で一人なのだ 何故母がそんなことをしたのかは今となっては知る由もない とにかく…

メッセージ

私の職業は変わっている この日もようやく探し当てたボロアパートの階段を上がってゆく 1k風呂なし 共同トイレという絵にかいたようなボロアパート 今日はここの住人の一人に用があるのだ 澤田美香子 ドアの上に張り付けた紙に鉛筆でそう書いてある コンコ…

1枚の写真

門司海峡フェスタ

わしは風

ある日 大きなガラス瓶の中に半分くらい貯まった百円玉 それを見ながら四郎は考える 毎日百円はいとも簡単 それでも積み重ねれば結構な額になる ということは少しずつ積み重ねれば人の驚く様な事も出来るようになる筈じゃ そう考えた四郎は朝のウォーキング…

リーチ

キンコン♪ 猫を追い払って小鳥を助けた時 多美子はチャイムのような音を聞いた 何の音だろう それは遠い昔に聞き覚えのある音だった その日の夜 小屋の中で多美子はある夢を見た 教室のような所で講義を受けていた もし皆さんの積み重ねた善行が次のステージ…