2010-01-01から1年間の記事一覧
きれいね～ 紅は水面をのぞき込んでそう呟く 水中に新宿副都心が揺らいでいる くれない この情景を言葉で表現してごらん 紅は意味がわからずふわりと笑っている そういえば昔ネットのなかに 木馬館って言うのがあったな ハルは微かに思い出す 水溢の前のこと…
やみくもに思う 有機物は有機物を喰らう 石や土を喰らうことは出来ない 手羽先を喰うたびに きにかかる その鳥の一生 豚足を喰うたびに きにかかる その豚の哀しみ 夜空を見るたびに 思い知る 圧倒的な闇 有機物の欲した神はなく 無機質の上を漠然と過ぎる …
この嫌な感じはなんだ 腐れた肉の上で暮らしているような この落ち着かなさはどうだ ロープ一本で崖から 吊るされているような 動悸がおさまらないのは 何故なんだ 愛や信頼や希望や夢は 何処かに隠れて 気配すら 感じない るるるる～ら 怯えた 羊は 叫び声…
あなたの持っている 一枚のカード その一枚では なんの役も出来ない 誰かのカードと 合わせて 初めて一つの役になる だから あなたは誰とも カードを合わせるな ２は２のままでいよう ６は６のままで良いじゃないか 力を合わせて 誰かを支配する事 それが全…
Ａ氏の飼っている猫は 自分が猫である事を知らない Ａ氏と自分は同等だと思っている ランドセルをからって学校へ すごすごと帰ってくる そんな事でメゲル猫ではない お母さんと一緒をみて体操し 昼は韓ドラを観て涙を流す Ａ氏の猫は猫が嫌いだ 犬も嫌いだ …
あんたもそれなりの地獄にいるのだろう どんな地獄かは当事者にしか分からないし 分かったような顔をして 「たいへんねぇ」等という気もない あんたの地獄の苦しさは あんたにしか分かるまい あんたの善さや悪さが作りだした 地獄 あんたの持って生まれた柄…
この国には欺瞞が横溢している 若者たちは直感でそれを見抜く 誰も選挙に等行かない ＡＫＢや嵐に夢中になる この国には触れてはならない嘘がある 女達は肌でそれを感じている 仕方ないわねと韓流のドラマに嵌る この国を真の独立国だと思う男は 一人もいな…
ボクは金色のイヤリングをデフォルトして 老人の頸骨にそっと忍ばせる ボクはこの国をレジストリークリーナーにスキャンして スムーズに画面を切り替える ボクは子供達を糠味噌に漬けて アルギニン酸を加味してみる ボクはＡ国とＣ国をハイターに漬けて 漂白…
迷い込んだヨークシャーテリアはどうしましょう 逃げてきたのか迷ったのか それとも捨てられたのか 飼い主探して 貼り紙をして …連絡はなし 警察に行くと 二～三日で処分しますとそっけなく おまけにどうやら身重で年もいってる 高齢出産のおばさんヨーキー …
ふに落ちない事がある 人々の様子が変だ！ ネコの様子もおかしい 飼い犬も怯えて吠え続けている 天気もおかしいし 地震も頻発している 物の値段はどんどん下がるし 選挙の結果もふに落ちないし 相撲取りも指導者達も全く余裕がない 国と国ともおかしい どん…
君は YouTubeで特攻隊と入れ検索する 特攻隊員を処刑する…という動画をクリックする そこには特攻機から放り出された一人の青年が波間を漂っている ジャパニーズカミカゼボーイ…と英語のニュース解説が流れる 青年は助けを求めるでも逃げるでもなくただ呆然…
あなたには重要な事は何も知らされていない 今となっては何が重要かもわからない 国母の腰パンが気に入らないとか 朝青竜が品性に欠けるとか メディアの吹きこむままに 一日中重箱の隅をつついてばかりいる そんな御託を並べてるうちに いったい自分が何者で…
数が増えすぎたので 半分にするという どうする？ 牧場の中の羊たちは おとなしく逃げ惑う ギィギィ悲鳴を上げながら 哀しいかな 彼らには手がない それに もはや考えるだけの脳味噌が ない いつの間にか 勝負はついていた 柵の中と外と 草を食んで 快楽に耽…
臆病な者は数を頼んで暴力を振るう 他人の考えを鵜呑みにするものは常に誰かの手先となる 外形で判断するものはついに本物には出会えない 感情に支配される者は理性的な者に操られる 臆病な者は数を頼んで暴力を振るう 吊るしてしまえの怒号には加担したくな…
分析官 我々の傀儡のメディアを使ってこれだけネガティブキャーンペーンを繰り返しても支持率は50％を切りません 長官 それで旧与党の支持率は変化はあったかな 分析官 それがそのう… 全く上がらないのです 部下 それに彼らは薬中で腐れ切ってます 補佐官 そ…
その中心部は歪んでいたから ギィギィと音を立てて廻った 破れたところ所から 蜜が垂れ流しになっていた 中心に一番近いものがそれを独り占めにした 彼らは家来を幾重にも並べて視界を遮った 誰かが批判すると 彼らは口を拭って それは歪んでないと言い張っ…
見よ！ 三羽の鳥の率いた 蝶の群れは 天空を弧を描いて 墜ちてゆく 鬼蜘蛛達が 密かに仕掛けた網に 引率する鳩がかかった 蜘蛛達の狙いは 後尾をゆく老練な鶹 針金の罠で絡め捕る もがく鶹 地表には いつの間にか 這い出た蟻地獄達が 密かに歓声をあげる 啄…
我々はまだその途上にある 行きつく先の事等知らない 或いは我々はにさえもない 宛てもなく漂うのみ ただここをゆっくりと進んでゆこう 互いの手の温もりと 笑顔だけを頼りに 寂しい岸辺から また船を出そう 漕ぐ事は止めて流れに任そう たとえ何処へ行こうと…
