灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

手羽先

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やみくもに思う
有機物は有機物を喰らう
石や土を喰らうことは出来ない

手羽先を喰うたびに
きにかかる
その鳥の一生

豚足を喰うたびに
きにかかる
その豚の哀しみ

夜空を見るたびに
思い知る
圧倒的な闇

有機物の欲した神はなく
無機質の上を漠然と過ぎる
時があるだけ

むしろ
異質なのは我々