しがない詩人は その境地だけを頼りに 詩を書き続ける たとえ理解されなくとも 研ぎ澄まされた言葉を紡ぎ続ける しがない絵かきは みずからの感性だけを頼りに 絵を書き続ける 心の内奥から迸る 意欲に憑かれて なんの取り柄もない 私は誤魔化しながら 生き…
可愛がってくれた人が 誰も居なくなった後で 人は死を迎える 若輩たちに囲まれて トボトボと旅立ってゆく あんたにもいい時があったんだよね 燃えるような恋もあったし 奇跡のような幸運も 思い出したくないような不運もあった 灰色のロバの背に乗り トボト…
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