灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

逡巡

誰も守れない男は 平気で嘘をつく 自分を守るために いつもビクビクしている 傷つくのが怖いからだ 本当の自分が何者なのか それを知るのが怖いのだ だが物事は進んでゆく 個人の事情などお構いなしに 良いことも悪いことも じゃんじゃん降りかかってくる 僕…

駅舎にて

町の外れの寂れた駅舎で ベンチに座って 夕陽を眺めていた 母になれなかった女と 子犬を産めない犬と それと女の連れの老人と 老人は抜き身の小柄を手にしていた けれど今は病んで衰弱していた 女は常に老人を気遣っていた 年老いた犬は寝てばかりいた 生ま…

ネガポチ23

ネガポチ22

祝祭 不吉な影 垂れ込める暗雲

散々迷った挙句に

若戸大橋開通50周年記念フォトコンテストは郵送で明日必着です。 散々迷った挙句先ほど速達で出してきました。 その作品がこれです。 実際にはもっと色調を明るくして提出しました。

迷っています。

若戸大橋の50周年を記念したフォトコンテストに次の5枚のうちどれを出すか悩んでいます。 1 2 3 4 5 みなさんはどれがいいですか、意見をお聞かせください。

ネガポチ21

二つの髑髏

二つの髑髏が肉の衣を着て 絡み合い罵り合い愛し合う 髑髏は暫く呻いたあと 土に還る その狭間で そなたと出会い 微かな温もりに ひとときの夢をみる 崖の向こうには 何がある 夥しい髑髏の山があるだけ 肉の衣をかなぐり捨てて カクカク顎を鳴らしながら …

ネガポチ20