おれは
白くて大きいメス犬のけつから
ついいましがたひりでた糞だ!
あったかい希望に燃えて
よのなかを思いどうりに生きてやると
ぶりぶりひりでてきた
おうごんいろの糞だ!
でてきたときは威勢よかったのだ
けれどおれは勘違いしてた
おれはただの糞だったのだ
くさい糞だったのだ
こんな道の真ん中で
なすすべもなくとぐろをまいて
しかもみるみる冷たく固くなって
くさいくさいと眉ひそめられ
もうどうしていいかわからん!
こんなはずじゃなかった
くそ~!
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