灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

2013-12-19から1日間の記事一覧

no2

それから1時間くらい一基一基 丹念に墓標を調べて廻った。 R氏はどうしてもその墓を見つけたかった。 おぼろげな記憶を頼りに陽が西の空に傾いた頃 漸くその墓を見つけた。 ちっぽけな古びた墓だったが、向き合って立つと往時の光景が目の当たりに浮かんで…