灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

titanium.pz

そうやってまた
やりすごし
立ち止まる事なく
やりすごし
一人ずつ
人は逝去る
ペットも
消えた

どのあたりを
流されているのか
わからないし
知る気もない

ただただ
せわしなく
また空ろげに
漠然と日々が
流れてゆく

自慢するには
ほど遠く
絶望するほど
うぬぼれてなく

終わらない
物語はつづく