灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

理と情

失い始めた時に  ふと気付く

大切な物は 何もかもあったのだと

 

何もかも失って  ふと気付く

本当は何ひとつ持ってなかったんだと

 

欲望の奴隷となり

争いの中にのたうつ修羅の道

血生臭さからは逃れられない

 

ささやかでも今日食べるものがあって

笑顔を交わす相手がいれば

それで良しとする

光に満ちた生活