目を凝らして足元を見れば
立っているはずの地面が透けていて
捉えどころのない不安が
つま先から極彩色の毛虫のように這い上がってくる
しっかりしている様でいていつもビクビク怯えている
そうさボクは望んで生まれたわけじゃない
気が付けばお前は○○だと言い含められ
いきなり劇は始まっていたんだ
ねぇきみ条件さえ整えば
水の中でも火は燃えるんだよ
この世を闇が覆っているって
闇なんてものはないんだ
光の不在それが闇なんだよ
そんな事を話していた
あのインドの爺さんは
最後まで偉そうに説教垂れながら
死んじまった
荷物を放りだそうなんて考えた事はないよ
ただボクは時折互いを玩具に出来る
そんな女が欲しくなる
構造という悪魔の中で
因縁のカルマを欺く
恍惚の一瞬を
ボクのオスの部分が
渇望した
もとい!
まわれ右
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