灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

年の瀬に観る映画

 コールドマウンテン

私の記憶に間違いがなければ、この年のアカデミー賞を総ナメにした映画だ。

確かこの年のアカデミー賞には日本を舞台にしたハリウッド映画のラスト・サムライもノミネートされていて、それを退けて受賞したのがこの映画だと知り興味を持った。

実際に観てみると、ラスト・サムライが取れなかった理由が一目瞭然だった。

中でも好きだったシーンは食べる物もなく追い詰められてゆくエイダのもとにある日突然ルビーが訪ねて来るシーン。

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初対面の次の瞬間ルビーはエイダを苦しめていたオンドリをいとも容易く抱き寄せると、あっという間に首をちぎった。

何度観ても痛快な場面だ。


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いい映画には素敵なシーンが至る所に地雷のように埋め込まれている

先月5回目を観た、黒澤明七人の侍の中で左卜全

コメ盗られたあ〜

と絶叫するシーンもそうである。