灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

にぎやかから静へ

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連休の間も一日おきに仕事に出た。
大手自動車会社の正社員となった長男夫婦は8連休
その間うちに里帰り、自営業でこの時期が1年で一番忙しい次男夫婦はうちに子供を預けに来た。
そんなこんなで普段は娘と三人家族なのに急遽8人家族に…朝から晩まで誰かが起きて誰かが寝て誰かが泣いて誰かが笑っている…そんな賑やかだった連休も終わり、長男家族と次男の子も帰り
娘は買い物に出て、やっと静かな晩餐を迎えられたと思ったら…ッルルルルルルル
電話の呼び出し音が
息苦しいのでかかり付けの医院へ連れて行ってくれとの
義父からのSOS!
いつもの事なので、ひと先ず妻が車で駆け付けることにした。
何事もなければいいのだが。義父は95歳の高齢で、87歳の儀母と二人暮らし、夫婦共々この10年ほど入退院を繰り返している。妻の兄達 すなわち長男、次男は関東に住んでいて日々の面倒は長女である妻がみている。昨年は儀母が手首を骨折してずっと夕食を届けていた。歳が歳だから何が起きてもおかしくない。
10年ほど前、このような事態になる事を想定して、義父から私たちに同居することを提案され快く受けたのだが、関東に住む長男夫婦からやんわりと断られた経緯がある、儀母も長男に賛同してその話は立ち消えとなり、今に至っている。
どうなる事かと心配にはなるが、他家の事でもあり口を出さないでと言われた以上 儀兄の考えに任せるしかない。
とにかく妻は二日とあけず、事あるごとに実家に駆け付ける。
そして私はそれを陰で支える事しかできない。
そんな余震待ちのような生活がずっと続いている。
家に帰った長男夫婦からも駆け付けた妻からも買い物に出た娘からも何の連絡もない・・・。

ただただ熊本の余震を告げるテロップだけが画面上を流れてゆく…。