灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

昨年の今頃池には数えきれない魚がいた
30cm位のヒブナが6匹とを頭にヒブナとフナ金魚とランチュウとグッピーとうじゃうじゃ泳いでいた
鳥に食べられたり大雨に流されたり、寒さにやられたり
1年の間に色々なことがあって
春先には小さな魚が7匹にまで減った。
そこからまた増えて今はまた100位はいる

人間たちの暮らしも同じだろう
いつまでもこのままというわけにはいくまい
やがてどこかが綻び、
それを繕うために
今のたいせいは変形する
どんなにあらがってみたところで
それは避ける事は出来ない
ただ来るものは拒まず
去るものは追わず
残った者が今を全うすればいい