灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

十六夜桜

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初葉桜から十六夜桜へ
春は移ろいゆく

クロガネモチの赤い実を
満面にたたえた風情もなかなかいい

淡い緑の芽を付けた
柿の木の春もまたよし

楠の柔らかいグリーンの彩も
優しい春に欠かせない

筍の和毛を震わせて
春十三ばんがそっと吹き抜ける

私には木の友達が
何本かいる

桜は貯水地の奥の休憩所の桜
リリー

柿は野面の小川の横の
富田君

楠は北公園の源じぃ

クロガネモチは
春日台公園の余市さん

時々会いに行っては
幹に触れながら話しかける

やあ元気だったかい
そうかいそれはよかった
私もまあなんとかやってるよ

そんな事を繰り返して
一年が過ぎてゆく

私の密かな愉しみ