灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

赤いピアノ

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みぃたんは今年5歳になる女の子です
お父さんは車を作る会社で働いています
 
今年の夏のたなばたの時
みぃたんは短冊に書いたのです

クリスマスには赤いピアノが
ほしい

そうねえ頑張って嫌いなピーマンを食べれるようになったら
サンタさん願いをかなえてくれるわよ

ピアノのためだったら
頑張ってピーマン食べるわよ

お父さんとお母さんはそれをきいて
笑ってました

それから頑張って
少しづつピーマンを食べました
苦くて嫌だったけど頑張りました

でも秋になると突然
ふきょうという悪い怪獣が
やってきて

町から人がいなくなりました
幼稚園のお友達も
どんどんいなくなりました

ゆきちゃんもやっくんも引っ越してゆきました
お遊戯をしてもちっとも楽しくありません

お父さんとお母さんも
いつも怖い顔をしてひそひそ何か話してます

みぃたんはクリスマスに
赤いピアノはもういらないと思いました

だれかふきょうを退治してくれるなら
皆が元のように笑って戻ってきたなら

赤いピアノはいらないし嫌いなピーマンも食べると
サンタさんに手紙を書きました

ヒマラヤ杉の枝に吊るしたあの手紙
サンタさんに届いたかな

いつもお部屋の窓から手紙を見ている
みぃたんでした



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