灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

曼荼羅

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多くの物を手にしているように見えても
たぶん私は何ももっていない
この命さえも時がくれば
取り上げられる


何もないように見えても
誰かにしてあげられる事は
沢山ある
ほほ笑み 手を差し伸べ 愛を注ぐ


あなたの温もりを
私は忘れない
たとえどんなに離れていても
優しい眼差しを思い出す


私に許された
今という時間を
惜しみなく使い切りたい
神から借りている
此の心と体を
惜しむことなく
使い切りたい


バタバタとなし崩しに
忙しい日々の中でも
目を瞑れば一つの光景が目に浮かぶ


この世を隔てる
河を渡るとき
思わず笑みが零れてる
そんな事を夢見てる