灰色のロバ

地球が宙に浮いていること 誰もがそれを忘れている それでも時折不安になる

奇遇だね@@てん

天満町を過ぎたあたりから
猫の勢いが酷くなった
ギャンギャン鳴きながら降って来る
スイスイと避けながら
なんとか甘もんやに辿り着いた
重い鉛の扉を押して入ると
寅さんによく似た若い女店員が
イラハイマセ と頭を下げる
ショーケースを見ると
目当てのうまかパイはも売り切れていた
目くばせして母親の遺書を手渡し
奥の船着き場から渡し船に乗る
衛生状態をチェックして
ギアをサードに入れる
ポケットの中には
今や遅しと待ち構える
本日は昨日ほど
暑くならないでしょう
貸出係は
そっと栞を挟み込む
ドット混む船内
氷山に激突する
葉柴山の前回し
下がりが美味い
スペシャルメニュー
突入!
降り続く猫の群れ